この町にも旅立ちの雨が降る。
それは、春を導く雨。
悲しく、寂しい雨。
そして、未来へ続く虹をかける雨。


3月2日土曜日は、自分の通う高校の卒業式でした。
実は、天気は快晴だったのですけれど（笑）

1年前、先輩方を送り出すとき、酷く感傷的になり、別れの悲しみを強く感じずにはいられませんでした。
けれど、今度は自分の番になってみると、あら不思議。
全く感傷的になることはないのですね。
実感が伴っていないだけなのかもしれませんが・・・。

今回の場合、残される側ではなく、旅立つ側というのもあるかもしれません。
別れの悲しみより、未来の楽しみが見えているから。


卒業を機に、あの人へこれまで言えなかった想いを・・・

・・・なんてね。


さて。
終ぞ日が変わるまで、友人たちと語らって来てしまいましたが、
過ぎ行く日々を憂いながら、思うことは数多く、けれど露と消え。
今PCの画面の前に座りながら思うことは、どこの卒業でも聞くようなチープな言葉ばかり。

いつのときも言われることは、やはり普遍的に正しいのでしょうか。
では、このチープな言葉たちも、正確な言葉なのでしょうか。


うーん。
色々思うことはあるのですが、それはこれからゆっくり時間をかけて考えて、また、ブログにアップしていこうと思います。


とりあえず、ありきたりではありますが、感謝の言葉を。

誰の読むとも知らないインターネットで、決して読むことのない人も多いとは知りつつも。


クラスメイトのみんな、ありがとう！
本当に素晴らしいクラスでした！
言葉では表せない程に。

将棋班のみんな、ありがとう！
居心地の良すぎる俺の居場所でした！
馬鹿なことをしている時間は、本当にかけがえのないものでしょう。

執行部のみんな、ありがとう！
ここには、後輩や先輩も多く含まれますが・・・
今の自分を語る上で、執行部無しには語れません。
それから、執行部じゃなくても自治会活動に関わってくれた全ての人に、ありがとう！

その他、クラスは違ったけど、塾で一緒に笑ってくれたり、
中学のとき同級生で、高校に入っても仲良くしてくれたり、
友人の友人というような関係から何故か仲良くなったり、
意味のわからないテンションでバンドを組んでくれたり、
遊戯王の話や、下衆な話で盛り上がったりしてくれた人たちみんな、ありがとう！

また、俺のことを嫌い（だったのかな？）と思っていたであろう人たちも、みんな悪い人じゃないって知ってます。
そんな人たちにもありがとう！


「あー・・・自分、これに含まれてないなー・・・」とか思った人がいるかもしれませんが（笑）
大丈夫です。
書いていないだけで、そんなあなたにもちゃんと感謝しています。


うーん。
書き出してみると、自分が思っていた以上に感謝の念を持っていたみたいです。

実は、感傷的になっていないという気持ちも、
出来る限り悲しみたくないという気持ちの表れなのでしょうか。

・・・なんてね。


また、これもよく言われることではありますが、
別れとは旅立ちであり、また新たな出会いへと繋がる。
一の終わりは他の始まりであり、節目を迎えようとも、命の営みは連綿と続く。
悲しむことは悪いことじゃない、当然だ。
けれど、僕らには、悲しみより大きな楽しみが待っている。
そう思わせてくれる生活が送れたことに、仲間に出会えたことに、今はただ感謝。


今夜はもう少し感傷に浸りますね（笑）

では。

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